UL 2008 No.1 THE BEST PRODUCTS WITH THE BEST SERVICE. DLD通信 ライフ ウィズ ディーエルディー(No.01)
■発行
株式会社 ディーエルディー Life with DLD 編集部
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DLDは、自分たちで見つけた最高の商品を、最高のサービスとともにご提供します.
●DLD通信 発刊!
こんにちは。薪ストーブ・暖炉・建材・木製サッシなど、世界各地から厳選した商品を日本にお届けしている株式会社DLDです。
このたび、当社の定期通信「Life with DLD」を発刊しました。この通信では、当社が扱う商品の優れた特長や機能をご紹介します。それと同時に、海外各地で、それら商品を丹精込めて製造する人々の横顔を、各地の時代・社会・自然の状況とともにお伝えします。
当社が扱う商品のコンセプトは、「ハイクオリティー」、「優れたデザイン」、そして「環境志向」。
当社が、なぜ、この商品をご紹介しているのかを、ぜひ、この定期通信で知っていただきたいのです。
●質と志向性を多くの方々に
「クオリティー」「デザイン」「環境志向」という言葉は、現在では、いたるところで目にし、また耳にします。しかし、実際の仕事にそれを具現化されている方々は、日本では、まだまだ小数のようです。当社は、まさに、そういう方々にこそ、当社が見つけてきた商品の「質」と「志向性」を、ご理解いただきたいと考えています。目指す方向性は、きっと同じだと思うからです。
当社は、ダッチウエストをはじめとする薪ストーブの販売や施工において、日本の草分け的役割を果たしました。今ではかなり普及していますが、事業着手当時は、薪ストーブの良さを理解して下さる方はごく少数でした。そうした中で、最高級の薪ストーブの「質」と「志向性」をご紹介し続けたことが、その後のユーザーの広がりを準備したのだと思っています。「クオリティー」「デザイン」「環境志向」をコンセプトにした商品とは、そういうものなのではないでしょうか。
●世界の最新情報をお届けします
創業24年のうちに、お陰さまで、世界各地の、クオリティーにこだわるメーカーとの取引をさせていただけるようになりました。この方々の目指すもの、そして、その背景にある歴史的・自然的条件を日本の皆さんにお伝えするのも、当社の重要な仕事の一つだと考えます。
薪ストーブにせよ、建材にせよ、世界に通用する商品には、やはり世界に通用する作り手の理念や思いが込められていると思うからです。そして、この日本の地で、その思いを共有する人々が居てはじめて、その商品の良さが生かされていくと確信するからです。
拙い通信かもしれませんが、ぜひ、ご愛読いただけますよう、よろしくお願いします。
Smith & Fong
代表 ダン・スミス
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株式会社DLD
社長 三ツ井陽一郎
Plyboo(プライブー)竹で作られた新たな素材 FSC(Forest Stewardship Council)認証で環境対応も万全
環境に優しく、高品質の製品に注目が集まっている
Smith & Fong 代表 ダン・スミス氏に聞く
アメリカで、竹を使った新建材Plyboo(プライブー)が注目を集めている。環境保全に関心の高い、学校教育施設、オーガニックスーパー、会社事務所などの壁材・床材として使用が増えているだけでなく、世界のマイクロソフト社が本社のカウンターやコンパートメントなどをPlybooで一新するなど、用途もいっそう広がっている。
このPlybooを製造販売するSmith & Fong社(本社サンフランシスコ)の共同代表の一人ダン・スミス氏が、この春、日本のDLDを訪問した。目的はもちろんPlybooの日本での普及。このダン氏と、当社の三ツ井陽一郎社長に東京乃木坂の営業所でインタビューした。
学校・スーパー・オフィスなどで使用広がる
三ツ井
やぁ、ダン(以下、敬称略)。日本へようこそ。日本の春を満喫していって下さい。
三ツ井
早速ですが、Plybooとはどういう建材か?その辺りから日本の皆さんに説明してもらえますか?
ダン
Plybooは竹で作られた素材です。私たちSmith & Fong社が始めて製品化しました。アメリカでは合板状の材料をplywoodと言いますが、これにBanboo(竹)を引っ掛けてPlybooと名付けました。表面が硬く、色艶もとても良いので、いろいろな場所で使ってもらっています。
三ツ井
日本では、壁材や床材として利用しているところがありますが、主な用途はどういうものですか?
ダン
出荷の際には、80%が集成材、残りの20%が床材です。集成材はキッチンキャビネットやカウンター、デスク、棚、壁などに使われています。マイクロソフト社の本社では、事務所のカウンターなどがPlybooに一新されました。竹の利用が環境保全に役立
三ツ井
「環境対応」はPlybooのコンセプトの一つだと思いますが、やはりその視点から価値を見出して利用されるところが多いようですね
ダン
そうです。例えば全米に店舗を展開するオーガニック(有機)食材を扱う「Whole Foods Market」では、レジカウンターや棚、看板などに使ってくれています。これはやはり「環境」をキーカテゴリーにしているからです。他にもアウトドア用品のチェーン店「Rei」とか、女性用品の全国ショップ「J Jill Store」とか、見た目の綺麗さというだけでなく、竹の利用が森林の乱伐に歯止めをかけるということに賛同して利用してくれているところが多いですね。
三ツ井
アメリカでは、それほど環境対応・環境保全が重視されるようになったんですね。
ダン
2000年以降、急速に関心が高まっています。例えば、日本の同志社大学を創設された新島襄さんが学んだこともあるマサチューセッツ州のアマースト大学では、学生に環境問題へのアプローチの大切さを教えるために、学生寮に全面的にPlybooを利用しています。企業・学校・行政を問わず環境対応という問題意識は高いですね。
FSC認証が示す建材の質
三ツ井
私は、3年ほど前にアメリカでPlybooに出会いました。その時も、製品の美しさだけでなく、成長の早い竹を利用することの、地球環境、特に森林保全にもたらす役割を重視している点に共感し、いつかこの商品を日本の設計事務所や工務店に紹介したいと思ったんです。でも、今のダンの話を聞いていると、日本では、まだ、建材の価値を、環境対応という視点から見る姿勢は弱いように思います。
ダン
日本もこれからますますその視点が強くなるのではないかと思っています。私はぜひ、竹の特性を訴えたい。竹は樹木ではなく草の一種です。5年で利用できるまで成長しますから、竹林を1年で20%ずつ刈って行けば、循環サイクルが出来上がります。これを有効に活用すれば、森林の乱伐の防止につながります。竹は、とても生命力の強い植物で地下茎で増えて行きますから、竹林の育成には、樹木ほど手間がかかりません。また、素材としても素晴らしく、建材としての硬さや、繊維が作る模様の美しさも、用途拡大の大きな可能性を持っています。だから、ぜひ、竹を使っていることの持つ意味を、日本の皆さんにも理解して欲しいと思います。
ダン
Plybooの製品は2008年1月にFSCの製品認証を受けました。FSCは、材が切り出される森が健全に運営されているかどうかから始まり、製品の質や地域の活性化にとって果たしている役割などを含めて、第三者機関が評価して、認証を与える制度です。認証を受けるとFSCのロゴマークを貼って良いことになっているのですが、とにかく、この評価のチェックがとても厳しいのです。だから、逆に設計事務所や建築会社は、建材がFSC認証されているかどうかをとても重要視するのです。
ダン
ほぼ100%使ってもらえません。民間主導で作り出した認証制度ですから、そうしないと制度自体が意味がなくなってしまいます。だから影響力が大きいのです。そもそもアメリカでは、LEED認証制度に代表されるような建築建物の環境性能評価(グリーン・ビルディング評価)が重視されており、エネルギーや水などの資源の効率的な利用や、CO2排出量の制限、立地の生態環境保全、室内の空気環境の清浄化などの項目について、厳しく配慮が求められています。FSC認証を受けた資材を利用することは、こうしたグリーン・ビルディング評価のポイントにもなります。とにかく、何か建物を建てる時には、必ず環境対応の視点から検証が行われるのです。
三ツ井
森林保全の方は、竹の特性ということで良く分かりましたが、有害な化学物質の規制の面から見るとどうなのでしょう?
ダン
もちろん徹底した基準が設けられています。フォルムアルデヒドをはじめとするVOC(揮発性有機化合物)についても、SECTION1350やASTMなど,厳しい基準のすべてをクリアしています。
アメリカからアジアに広がる環境意識
三ツ井
FSCにせよLEEDにせよ、アメリカではこうした環境対応の認証制度を、民も官も、非常にストイックに実行していると思います。建物の完成検査においても、市・州・国の3段階で、FSCやLEEDの基準で厳格に検査をしていますよね。こうした環境保全の意識は、当然、これから全世界に広がって行くと思いますが、そのあたりをどのように見ていますか?
ダン
私も、これからますます広がっていくだろうと推測しています。すでに中国では、ビルディングなどを建てるときに、アメリカと同じ基準を適用しようという傾向が強まっています。これは、アメリカの設計会社や建築会社が中国での仕事をどんどんと受注していることとも関係しています。日本の政府は、建設業に関して外国の会社が進出することをあまり歓迎していないようなので、中国で起こっているような動きはまだ顕著になっていませんが、時代の流れからして、遅かれ早かれ、これらの認証制度が日本でも重要視されることになるだろうと思います。
三ツ井
サンフランシスコに本社がる世界的な設計事務所Genslerは、1993年に東京に支店を出しましたが、2002年にはシンガポールにもオフィスを作りましたよね。これもそうした流れで捉える必要があるわけですね?
ダン
その通りです。Genslerは、アジアでの仕事を確実に増やしています。日本以外では、現在でも既に、FSCやLEEDの認証を重要視していますから、こうした認証制度はこれから日本の企業も重要視せざるをえなくなってくるはずです。DLDは、その点、日本の企業の中では、とても先見性があると思います。Plybooが実際に持っている環境に優しい特質を見抜いているし、FSC認証などが重要だということに気付いている。目指すものやコンセプトが私たちと非常に良く似ていると思うし、共通点も多いと思います。それで、Plybooのアジアで初の販売代理店になっていただこうと思ったのです。
三ツ井
そう言っていただけるととてもうれしいです。
何か一つずつ、良いことを
三ツ井
ところで、ダンが竹の美しさや環境への優しさについて気付いたのはどういうことをきっかけにしているのですか?
ダン
私はサンフランシスコ生まれで、現在もそこに住んでいますが、大学時代は台湾で過ごしたのです。サンフランシスコには中国系の移住者が多いのですが、子供の頃から彼らと親しく付き合っていて、中国やアジアの人々の人柄や考え方に惹かれるところがあって、台湾で学んでみようと思ったのです。そして、そこで、竹林の美しさに魅了されました。その時には、まだPlybooを作ろうと思ってはいませんでしたけどね(笑)。でも、竹に惹かれていったきっかけはそこにあると思います。
三ツ井
そうなんですか。私も、仕事で北米やヨーロッパを訪ねた時に、その森林の美しさに圧倒されたことがあります。それをきっかけに、子供の頃からそこで遊んだりしてきた日本の長野県の山が、じつは、とても貧弱になってしまっていることに気付き、環境問題への思いを強くしたのです。
ダン
SSmith & FongとDLDは、やはりどこか共通性がありますね。私も、子供の頃から自然が好きで、よく森や水辺に行って遊びました。そういう体験があったから、台湾の竹林の美しさに気がつくことが出来たのだと思います。それで、大学を卒業してからも、同じ仕事をするのなら、出来る限り良いことを、地球環境の保全に役に立つようなことをしようと思ったのです。
三ツ井
そうですね。DLDは、良質の薪ストーブを輸入販売する仕事が一つの柱ですが、薪ストーブというアイテムを選択したのは、やはり、それが森林循環に役に立つからです。ビジネスを通じて、お客様のお役に立つことが、同時に、地球環境の保全にも貢献できるような仕事をしたいと常々思っています。
ダン
サスティナビリティー(持続可能性)がキーワードだと思います。自然環境も、社会も持続可能なものにしなければいけない。そのために、何か一つずつでも、良いことを積み重ねて行くことをしたいと思っています。
ダン
サスティナビリティー(持続可能性)がキーワードだと思います。自然環境も、社会も持続可能なものにしなければいけない。そのために、何か一つずつでも、良いことを積み重ねて行くことをしたいと思っています。
三ツ井
同感です。ぜひ、ダンの仕事のお手伝いをさせてもらいたいと思います
ダン
環境や仕事についての考え方がこれほど共通している人に、アジアで初の代理店を引き受けていただいて、とても幸運だと思います。これからも、力を合わせて、良いことを積み重ねて行きましょう。